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胡桃のエッチな恋愛事情

第6章 椎名佳祐の事情

「佳祐にお金払ってしてもらうの。
すっごいテクニシャンなんだから~。
思い出しただけで身体が熱くなっちゃう」

「そんな……何十万も払ってまで……」


佳祐の部屋に置かれていた

封筒と数枚あった一万円札を思い出す。


「アハハハ……胡桃ってば何言ってんの?
何十万も払うわけないじゃん」

「そうなの?」

「社割で一万だって。それに絶対に本番は
させてくれないの。うちらの中じゃ佳祐は
童貞って噂」


童貞の噂だけが真実ではないと
私は知っている。

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