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胡桃のエッチな恋愛事情

第3章 椎名佳祐と中年女の情事

でも待つ価値はある。


30分後の私は快感で溢れきっているだろう。


傍ら見れば私は哀れで滑稽だろうな。


「ぁあんッ……ケーちゃ~ん……
もっとぉッ……」


あの女の声がドア越しに聞こえてくる。


聞きたくない。


女の喘ぎ声が激しさを増し

耳を塞ぐが容赦なく届いてしまう。


気になる……


私は玄関を離れ反対側の部屋の方へ回った。

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