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碧い空に出逢えて ~ 羽ばたく鳥 ~

第3章 青空と共に・・・流れる雲

『ちょっと待ってよ・・・???』




『んー・・・まぁ次の便だからな

しばらく待つことになるぜな?』







『そういう事じゃなくて・・・!!!』







『今すぐ飛んでも
マリアん家…誰もいないだろ?

着くのちょうど夕刻になるように
便見といたから安心しろよ♪』






『・・・そういう事でもない…っ』






『~~♪』







『それは…私も追々って思うけど

私が言うのもなんだけど・・・っ

突然過ぎて・・・
非常識って言うものじゃ・・・?!

だ・・・段取りって言うものが
あるじゃない・・・っ』










『ふふふ・・・マリア?

そう・・・とんだ非常識だぜ?』








『え・・・?』








『だから・・・マリアは

一緒に来てくれるだけでいい・・・』









『ゆぅ・・・ちゃん?』







『ま・・・さすがに、ご実家に

一報入れておいてくれると助かるけど?

それもまずけりゃ俺がするぜ♪』








『・・・』









『マリアの・・・〃両親〃に

会わせてくれ・・・』






『・・・』






優人の言うこと

やろうとすることが

おかしな事とは…全く思いません





だけど・・・どうして





どうして優人は


止まらない急行列車や


吹き抜ける突風のように



こんなに・・・駆け抜けて行くのでしょう










そんな優人の真意は


私は・・・後から


知ることになります

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