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碧い空に出逢えて ~ 羽ばたく鳥 ~

第6章 優人の心・・・

『ぅ・・・・っ・・・・ん』




当たり前のように
夫婦…別々で寝るようになっていた頃






夜中に・・・妙な感覚をおぼえ

目が覚める







『・・・・っ・・・・』



〃重い・・・なに?・・・〃







目をこすり

オレンジ色の豆電球の灯りをたよりに

辺りを確認する






・・・?





・・・・・・。







『・・・っ・・・・~~~!!?』








『・・・』










『っ・・・きゃあぁぁぁぁぁあ・・・っ』








私は・・・・反射的に

大声をあげていた








『いやぁぁぁぁぁっ・・・~っ・・・・ん…っ』











大きな手が…私の口を塞いだ







『ハハハ・・・バカ、なんて声を出してる?

俺だよ・・・・・・まりあ』







『~~~~・・・っ・・・・』



〃俺だよ〃・・・じゃない




だから・・・・驚いているのだ







重い・・・

私にのしかかっている者の正体は

当然ながら夫のカズキで






カズキは・・・私の服を脱がせ

あられもない姿にして

私に覆い被さっていた








『そんなに寂しかったなら

素直に言えよ・・・まりあ』






『~~っ・・・・やめて・・・っ』







『可愛くないな・・・クスクス』







恐ろしくてたまらなかった




その行為そのものは勿論







カチッ・・・





『っ・・・・~~ひ・・・・っ』




私は・・・・思わず悲鳴をあげた





ベットのテールランプをつけたカズキの

照らし出された、その表情が

あまりにも・・・・





あまりにも・・・・恐ろしい







まるで・・・ケモノのようで・・・

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