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碧い空に出逢えて ~ 羽ばたく鳥 ~

第7章 あたらしい・・・〃家族〃

『ごはん食べなくなるといけないし

お腹壊したら大変だから、それだけは

気をつけてお願いね♪ゆぅちゃん

ふふふ・・・~~まぁ

〃オトコ同士〃?仲良くしてね(笑)』





マリアは呆れ半分に笑って

キッチンに姿を消した






俺はアモのエサを用意して

再び柵のドアを開ける






『アモ~~・・・ほら

メシだぞ・・・食いな』






「・・・~~」








腹を空かせて

ヒクヒク・・・ピョコピョコしながらも






なにやら不満げなアモ








『アモ~~・・・

〃おやつ〃はダメだって

母ちゃんが言ってたろ?

また今度だ・・・~~ほら?食いな』







「・・・!!!」








ツンツン・・・っ


ガジガジ・・・






アモが露骨に

エサの入った皿を

鼻やオデコで突っつき出した








ツンツン・・・っ・・・ドン









ガラガラ・・・っガッシャ~ン













『・・・?!

っっだぁ~~~~~??!

なにしやがんだテメェ~~!!?

せっかくのメシを~~!!』








しまいには前足を皿に突っ込んで

アモはエサをひっくり返した






ぷぃっ・・・

トテテテテテ・・・っ








『に・・・逃げてんじゃねぇっ

このクソチビ~~・・・っ!!!

マ・・・マっ・・・マリアぁ~~?!』









『もぉ~~・・・うるさいなぁ

ゆぅちゃん、さっきからぁ

どうしたの??』





マリアが更に呆れた顔で出てくる








『どうしたもこうしたもねぇよ!

コイツがエサを

ひっくり返しやがったんだ(汗)!』







『ぇ・・・アモ?!

ごはんを粗末にするのは…!

・・・って、ゆぅちゃん

ちがうよぉ・・・

〃お皿〃これじゃないの

これは遊ぶ時のお水入れるやつ♪

アモちゃんは…お気に入りのお皿が~』







お気に入りの・・・?


お皿だぁ?










マリアがエサを片して

アモのお気に入りの皿とらやらに入れてやると

アモは・・・普通に食べ出した






可愛くねぇ・・・

ちっとも可愛くねぇぜっ







『オス♂のクセに

女々しい事言ってんじゃねぇよっ…(苦笑)』

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