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~羞恥学園~

第1章 高校進学




私は中学受験をして今の私立桜宮学園中等部に入学した。




それなりに高い偏差値の学校だったけれど、猛勉強してなんとか入学する事が出来た。



大学までのエスカレーター式の学校だったので、入学してからというものの全く勉強についていけなかったけど、どうせエスカレーター式で何だかんだ進学出来ると思い込んでいたけれど中学三年の冬。



勉強についていけなかった事を放っておいたのを後悔した。




担任の先生に呼び出され、進路指導室で衝撃の事実を知らされる。



「嘘……私、高校に進学出来ないんですか!?」

「佐倉(サクラ)さん、何度も釘は刺しましたよ?佐倉さんの成績では高等部への進学は出来ません」

「で、でも…内部進学だったら…」

「成績が足りない生徒には女子は学園系列の全寮制の桜宮女子高等学校へ進学をしてもらってるけれど、今年はうちの中等部からの受け入れ人数オーバーしています。成績順でも佐倉さんは枠に入れないので…」

「先生…何とかなりませんかぁ!?今から受験勉強なんて…間に合わな…」


高校に進学出来ないなんてお母さんとお父さんに知られたら…


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