
彼女は隠れて変化する
第11章 【最終章】彼女は俺の前で変化する!
「――――…久しぶりのp@p@(マイマイ)…やっぱ…慣れねぇ~なぁ…」
冬のコミケとやらに駆り出された俺は…今回も遠目から舞のコスプレ姿を見守っている訳だが…
な…なんだ!?この盛り上がりは!?
やたら紙袋を持った人間が足早に会場を行ったり来たり!?
カメラをコスプレイヤーに向ける人数も、ハロウィンイベントの遊園地の比ではないほどだ!
「これって…日本得々の文化なんだよなぁ…日本――――…パワーあんなチクショー」
準備のために早く会場入りできる俺は知らなかったが…
入場待ちの人間が想像を越える数で外に列を作っていたらしい…
