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COLOR’S~殺したのは私~

第13章 琥珀VS一茶(KOHAKU SIDE)②

「ふ~ん。職場恋愛してるって言ってたな」

また朱夏のことを聞かれた。

朱夏と向井さんが仲良くしている姿を目にはしていたが、実際に付き合っているのかなんて私には分からないし朱夏に聞くこともなかった。

ただ、朱夏が日を増すごとに綺麗になっていく姿だけは感じ取っていた。

「そうだね。ラブラブって感じかな」

嘘じゃない。

朱夏と向井さんはイチャついているようにも見える。

大袈裟に言ってしまったのは一茶が朱夏を気に掛けていたから。

一茶は私のもの……私だけのもの。

他の女にうつつを抜かすなんて許せない。

そして私は一茶だけのもの。

『一生大切にする』

私は一茶のお嫁さんになり一生大切にしてもらう。

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