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COLOR’S~殺したのは私~

第18章 碧海VS一茶(AOMI SIDE)②

「私だけが一茶をずっと想ってるからね」

この一言で一茶の頭の中は、私が吹き込んだ朱夏と琥珀の恋愛話が駆け巡っているだろう。

「碧海だけを信じるよ」

それ見たことか。

その発言が三姉妹との同時進行を物語っているとも知らずに。

しばらくの間は様子を窺う。

それも計算のうち。

最終的に一茶は私のものになる。

朱夏も琥珀も今のうちに楽しんでおきなさい。

まさかこういう形で一茶を共有することになるとはね。

それを知っているのは私しかいないけど。

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