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COLOR’S~殺したのは私~

第4章 一茶VS朱夏(ISSA SIDE)①

「やめんべ。一茶ん家で涼もうぜ」
「俺ん家かよ」
「いいべ。一番近いし」

そうは言っても俺の自宅まで徒歩30分。

両親は父親の実家である福岡に里帰りしていて
一人っ子の俺はここ数日間
一人暮らしというものを満喫していた。

中学卒業までは隣の白石家と合同で花火大会に
行っていたが、俺や白石家の三姉妹が高校生に
なると両親は「一茶はもう大人だから大丈夫よね」と俺に留守番させ里帰りするようになった。

俺らは熱帯夜の中を歩き続け
自宅に到着した頃には汗だくになっていた。

エアコンの温度を最大限まで下げ
俺の部屋が涼しくなるまでの間
三人一緒にシャワーを浴びた。

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