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COLOR’S~殺したのは私~

第7章 朱夏VS一茶(SHUKA SIDE)①

「一茶?」

返事が無い。

奥の方に進むとカーテンの隙間から校庭の外灯の光が射し込んでいて、その光に照らされている一茶は
ベッドの上で寝転んでいた。

「一茶、お待たせ。ごめん遅くなっちゃった」

またもや返事が無い。

「おーい、一茶」

頬っぺたをツンツンすると手首を掴まれ
私をグイッと引き寄せた。

「おせーよ」
「寝たフリしてたの?」
「気付けよ。バーカ」

一茶は私の二の腕を掴み更に自分へと引き寄せ唇を重ねてきた。

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