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真知子からの招待状

第35章 平井直也の決断②

「斗真専務」


いてもたってもいられず

フロントで受付をしている斗真専務に

声を掛けてしまった。


「平井さん、この度はありがとうございます」


斗真専務の立ち振舞いに

余裕すら感じられる。


俺に土下座した斗真専務とは段違いだ。


「胡桃は俺の女になりました」


むしろ必死なのは俺の方だ。

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