嵐しょーせつ。Part3
第20章 トクベツ。
和「、、ごめん。俺と別れてください、、」
雅「え、、、」
和「、、、」
高校生だった。
同じクラスで、仲の良かった俺たち。
いつも一緒にいるうちにお互い気になって、、、
高1の冬、付き合い始めた。
そして、、高2の冬、、付き合って1年。
俺と雅紀の関係が校内中に広がり、雅紀の悪口を言う人たちが多くなってきた。
なんで、俺の悪口を言わないの?って、、思ってた。
潤「和は、可愛いから狙ってる男たくさんいるよ?」
翔「俺の周りにも何人かいたなぁ」
中学からの仲の2人。
俺を独り占めする雅紀に嫉妬してる理由だった。
最初は我慢してたけど、、これ以上雅紀を苦しめるわけにいかない。
大好きだから。何としてでも守ってやりたかった。
自分の気持ちをぐっと抑えて、、この答えを出した。
和「、、明日から“普通”の関係に戻ろう?」
泣きそうな気持ちを抑え、俺は雅紀をおいて帰った。
名前を呼ぶ声も聞こえたけど、、振り返らなかった。
次の日からまた違う意味のスタート。
俺ならできる。だから大丈夫。
そして、翌日。
俺と雅紀の関係は“普通”に戻った。