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妄想

第3章 妄想3

ある日えりかは新聞配達を終えて、友達と食事の約束をしていたので、約束の場所に行った。

店に入り、友達はまだ来ていなくって、キョロキョロしていたら

斎藤「お!えりかちゃん」

辻田「久しぶりやん!」

えりか「うん、そーだね」

斎藤「珍しいやんここに来るの」

えりか「友達と待ち合わせしてて」

辻田「もしかして、鈴木か?」

えりか「え、そーだけど」

辻田「さっきまでいたけど、多分タバコ買いに行ったからすぐ帰って来ると思うよ」

えりか「そーなんだ」

えりかは席についた。

その時すぐに鈴木正和が帰って来た。

正和「お、来てたか」

えりか「今来たところ」

正和「明日香はまだなんか」

えりか「そーだね」

正和「5年ぶりだね、ごめんな、急に呼び出して、少し痩せたか?」

えりか「うん、5キロほど」

正和「恋でもしたか?」

えりか「あはは」

正和「話変わるけど、急に呼び出したのは仕事のことなんだ」

えりか「仕事?」

正和「今仕事してるんだよね?」

えりか「うん」

正和「そこ辞めて、俺の仕事に来ないか?明日香も誘うからさ」

えりか「うーん、どんな仕事なんですか?」

正和は書類をえりかに渡した。

えりかは書類を見て、少し考えた。

正和「無理か?えりか好きそうな仕事でしょ?」

えりか「うん、こーいうの好きだけど、場所が」

正和「旦那も連れて行ったらいいし、嫌なら離婚とかもさせるのを考えるけど」

えりか「うーん」

正和「どこの新聞配達をしてるの?」

えりか「朝日新聞」

正和「誉田のコーナンの近くの?」

えりか「うん」

正和「じゃ、山本けんって知ってるよね?」

えりか「知ってるよ」

正和「あの人も誘おうかなって思って、呼んであるんだけど」

えりか「え!!いや、来ないやろ」

正和「あいつもこーいうな好きやからな」

えりか「今手が足りないから、うちが行くってなっても山本さんは」

正和「えりかはどーなん?」

えりか「うちが行っても山本さん誘うの?」

正和「どーした?嫌いか?嫌なら誘わないよ?」

えりかは泣いた。

正和「どーした?そんなに山本の事嫌いか?ほんま嫌われもんやな」

えりか「別に嫌とかそんなんじゃないよ」
















































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