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僕のまーくん。

第4章 何かが変わる季節


「お、お似合い?!」


「うん!だって、相葉先輩といっつも登校してくるじゃん?あれ、よく見かけるけど相葉先輩もにのも完全に二人の世界つくってるよな~(笑)」


‼‼

「じゅ、潤くん見てるの?いつもって‥……‥……」


「あ~~?だってオレ朝くんのはぇ~し。教室から見えてんだよ」

‥……‥……‥……ど、どんな風に見えてんだ⁉


「だから、にのも相葉先輩も好きなんだろうなって❤」←ニヤニヤ


「やっぱ、当たった!」


ウシッ!って1人ガッツポーズをしてる潤くん。


「で、でも!でもまーくんはわかんないんだ」


「は?」

「だから、まーくんは‥……違うと思う‥……いや、違わない?‥……だってさっきの‥……」


そこまで言ってまた、思い出した。まーくんは、さっき僕を抱き締めた。それから‥……それからまーくんからキスしてきたんだ‥……。


ボワッ///////

潤くんに話ながらも、真っ赤な顔してたのが、更に僕の顔は茹でタコみたいに真っ赤赤になった。


「告ればいいんじゃね?」


潤くんがサラッと言う。


‥……‥……‥……‥……‥……‥……‥……‥……。


コクル?????


‥……‥……‥……‥……‥……‥……‥……‥……。


「いやいやいやいや!そんなん、無理!絶対、だめ!まーくんには言えない」


潤くんの言葉に動揺しながら、全力で「コクル」を否定した。

「なんでよ?」

潤くんは、僕をジーッとみる。


だって、だってさ、さっきのまーくん‥……‥……キスしたあとさ、「ごめんね」って言ったよね。

なんで、ごめんなんだろう。急にそんな事したこと?それとも、僕の気持ちもしかしたら知ってて‥……それへのごめん?‥……じゃあ、なんでキスしたの?

あ~~~~~わかんない!!泣

真っ赤なままだし、泣きそうだし、潤くん目の前にして恥ずかしいッ!


そんな僕の頭から降ってきたのは、優しい男らしい潤くんの一言だった。


「とりあえず、にの、可愛いし告ってだめなら、当たってくだけろっ!!」


ニカッ(笑)


濃い顔なんて思ってごめんね。潤くんに話せてとりあえず、なんか1人僕の気持ちを知っててくれる心強い仲間がいる!って事に安心出来た。潤くんの言う可愛いってのは、引っ掛かるけど‥……

よしっ!!僕も男だ!放課後が勝負だ!

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