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好きにしていいよ

第6章 初めての媚薬






いよいよ撮影が始まる。

今までに経験のないシチュエーションで、いつにも増して緊張が走った。


俺はバスローブだけ羽織って、樋口大貴は白衣を纏い黒縁メガネを着用してる。




「はい、これ飲んで」

「なんですか…これ?」




スタッフさんに渡されたものは、ごく普通のジュースみたいだ。

言われた通り、一気に飲み干した。




「それ、媚薬だから」

「びやくうぅ~!?」




驚いた声をだすと、俺の隣りで樋口大貴がクスクス笑ってる。

媚薬ななんて初めて飲んだけど、ただでさえ感じやすい身体なのに、




これからどうなちゃうんだろう…




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