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君はぼくの全て

第13章 補習 3



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「じゃあ、かずはベッド使って。ちゃんと洗ってあるから」

「へ?」

「床の布団じゃ、かずみたいに細いと身体痛くなるでしょ」

そういって、いそいそと布団を敷くまーくんは、ニコニコ顔だ


いやあのね?

えっちする為に泊まりに来た訳じゃないよ?

下にはおじさんもおばさんもいるし、なんならさっきまで一緒にご飯食べてたし

俺が泊まるのを「いやー、昔みたい!」なんて喜んでくれて、まーくんが俺を連れて部屋に戻ろうとしても「まだいいじゃない」なんて引き留められたしね

でもさ

でもだよ?!

寝る時は誰も来ないんだからさ、くっついて寝たって良くない?


「ねぇ、お布団いらない」

まーくんの手がピタリと止まった

「え、暑い?そしたらタオルケットに…」

「じゃなくて!」

ねぇ、それわざと?

今、「何か肌寒いね」って窓閉めたのに


「まーくん」

「…ハイ」

何故敬語になる

ええい、もうここは直球で行くしかないか



「一緒に、寝たい」

……まーくんの顔が、ぶわっと赤くなった

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