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君はぼくの全て

第3章 3時間目


スマホのアラームが鳴る前に目が覚めた

でも窓の外はまだ暗い

「うぇぇぇ…」

やだなぁ、まだ5時だって

8時半まで後3時間半もあるじゃんか

…って、そもそもアラーム付けてないや

起きれた俺、凄いかも



「あれ?」

そう言えば俺、昨日お風呂入ったっけ

何だかモヤモヤしすぎて不貞腐れて部屋に入ったのは覚えてるけど

その後どうしたんだっけ


昨日着てた制服は椅子に引っ掛けてある

あ、でもワイシャツも一緒って事は、戻ってから今まで部屋から出てないんだ

だってシャツは毎日お風呂の時に洗濯かごに入れてるし

って言うか入れないとかあさんにキレられるし



「…お腹空いた」

お腹がぐーっと鳴った


部屋から出てない=ご飯も食べてない

そう結論を出したお腹は、空腹を思い出したみたいに怒り出した



「あら珍しい」

既に起きてたかあさんが目を丸くした

“おはよう“ じゃないんだ

まあ、早起きには自分でもびっくりだけど


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