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腐男子高校生と幼馴染のわんこ声優

第1章 ~3人の友達~

◇角川学園4階・1年B組◇

「はぁ、緊張する…。」

僕の名前は、小野郁(おのいく)。

今日から、角川学園(かどかわがくえん)という男子校に通う事になった高校1年生。

今は、今日から1年間過ごすことになる教室で、座席表で確認した自分の席に座っている。

「良い眺めだ」

教室から見える、景色を見ながら呟く。

僕の席は、教室の1番左端っこの窓際で、前から2番目の席だ。

「もう、結構来てるなぁ」

次に、教室内を見回すと半分くらいのクラスメート達が来ていた。

僕と同じように1人で座ってる人、早くも誰かに話しかけている人、既に数人のグループいくつか出てきて談笑している人達。

「僕には、絶対無理だ…。」

別に人見知りってわけじゃないけど、初対面の人に対しては自分からは、あまり話しかけないタイプだ。

殆どが、話しかけられるのを待つパターン。

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