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「関係ない他人は、出しゃばらないで引っ込んでてよ！！」

「なッ…。」

「数多君、ゴメン…。
気分悪いから帰るね…。」

「お、おう…。」

数多君に謝り、再びこの場から離れようとする僕の腕を掴む俊樹君。

「おい、待てって！
コイツらの話も、ちゃんと聞いてやれよ！」

「関係ない赤の他人が、しゃしゃり出るな！
手を離してよ！」

手を振り払おうとするが、今度はなかなか手が離れなかった。

「郁も俊樹も、とりあえず落ち着けよ
俊樹、もうやめとこうぜ…。」

「今ここでやめたら、コイツらと郁が仲直りするチャンスがこないかもしれないんだぞ！？」

「だから、それが余計な事なんだよ！
僕は、この２人と仲直りする気もないし顔も見たくない！
今にも吐きそうになるんだよ！」

何度、手を振り払おうとしても決して、僕の腕を離そうとしない俊樹君。