
完璧な駄犬と憂鬱な秘書
第10章 完璧なライバルと憂鬱なご主人様
――――…な…何…
いまの……
寒気がした――――…
ん?いやいや…曽根のはずが――――…ない?
今のは曽根じゃない!?
私は手元のスマホに曽根の位置を確認する…
――――…曽根の居場所は…私のいるホテルを示している…
“好き”
“愛しています”
“ライカとは運命なのです”
「――――…嘘つき…」
私はスマホのアプリを消し…
ホテルを出る――――――――…
――――また…だ…
結局…男は、髪の長い可愛い女が好き
胸も大きくて…自分より弱くて守ってあげたくなるような子が好き――――…
曽根だって…
そうだった…って事で…
可愛い…金髪外人美人に声をかけられ…
フラフラついて行った――――…って所だろう
「///最近――――…忙しかったし…///エッチ…してなかったから…
欲求不満だったんだ――――…曽根のバカ…」
