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『あ！やだ！ゴローちゃん。　別にゴローちゃん攻めてないよ！本当だよ？私もなんだか、五郎ちゃんや浩さんと出会ったときにはワクワクしたんだもん！　父親から汚された私の身体をキレイだなんて言ってもらえるなんて、思っても見なかったし…　なので、気にしないで！ねっ？！』

真由子は五郎のうつむく顔を
真下からのぞきこんで
チュっ！と軽いキスをした

『へへ…　ほんのお礼です。』

真由子は
ひとりで抱えていた
中年男性への嫌悪感を
カミングアウトして
気持ちが軽くなったのか…

もう一度
五郎の唇に
お礼のキスをした。