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桜花楼の恋

第8章 明かされた正体

五「考えらない、あまりにも身分が違い過ぎる」

ニ「つまりは諦めろって、そう言いたいわけ?」

千「まだどうなるか分からないのに、クッ」



でも、結果は見えてるじゃん俺らの手に負える問題ではない。

と、そのとき



横「お前らガッカリさせないでくれ」

五「えっ」

横「俺が、どうしてこんな手のこんだ事をしたのか」

塚「ぁ…‥」

横「主君の惚れた相手に手を出したなんて知れたら切腹もん」

ニ「わったー」

横「それが分かっていながら、クッ」

千「宏光を買ったのは」

横「こっちは命賭けの勝負をしているんだ!キッ」

五「おまっ」

横「町人だろうが男娼であろうと」

戸「‥‥っ」

横「それ相当に見合った答えを出しやがれ」



こいつ、なんて奴なんだよ。



横「この横尾渉、あいつの為ならなんだってする命など惜しくはない」

北「おまえ」

横「出会ったときから決めていた終生、仕える主君は藤ヶ谷太輔ただ1人と」



半端じゃない意気込みだ。



横「俺を信じろミツ、必ず添わせてやるから」

北「‥‥っ」

横「なっ?ニコッ」

北「よっ…横尾‥さ‥ヒクッ」

横「太輔だって同じ気持ちでいる信じてやれよ惚れてるならさ、フッ」

北「くっ」



そして、更に驚くような行動を起こす。

俺達の前で土下座をし。



横「力を貸してくれ頼む、どんなに難しい事かは承知のうえ全ての責任は、この横尾渉が負う」

塚「頭を上げてくれ」

河「俺らは仲間をダチを見捨てたりはしねぇよ」

五「藤ヶ谷も、そして横尾お前もな フッ」

河「もう仲間なんだから」

戸「うん、フフッ」

ニ「みんなの言う通りだって、ニコッ」

横「そう言ってくれるの」

千「もちろん、ニコッ」

横「ありがと、クッ」



こうして俺達は━

適わぬ相手と知りながら、徳川家という最大の難関に挑んで行く事となる。

けれど、そこには。

身分や立場を越えた、それぞれの想いが確かに存在していたんだ。

共に願いを叶えたいという…




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