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蜜蜂オヤジ。

第14章 タルト…官能の倒錯。

倒錯と官能の夜は
いったい何時まで続いたのか?


俺はそのあと3回目の射精の瞬間…
あまりの快感に
意識を失った…

齢70にして…
可憐な息子の嫁と
一晩に3発もセックスできる幸せ

こんなにすばらしい
老後を送れる男が何人いるだろう!


そんな充足感が俺の身体を満たしていた……。


『ジイジ!朝だよ!お寝坊さんダメだよ!』

ん……?

俺はカケルの声で目が覚めた…

あれれ?
昨夜のことは夢なのか?

俺はちゃんとパジャマに着替えて
自分の部屋で
布団の中で眠っているぞ!

あれれ?
昨夜は確か…
カケルの誕生祝いをして…
カケルとテルを
桜さんが寝かせつけてから…
リビングで
フルーツタルトでの禁断の
SMチックなプレイをして…
それから確か…
外が白んでくる時間まで
佐倉さんと俺は互いの身体と
欲望をむさぼりあっていたはず…

えっ?夢?

俺は半信半疑で
パジャマを部屋着に着替えて
リビングに向かった…


『あ!お父さん、おはようございます!』
ママモードの桜さんが
俺に声をかける…


『……………。』
俺はマジマジと桜さんを見つめる

『、…?えっ?お父さんどうかしましたか?』

『あっ…いやいや…』
俺はそう答えて
リビングの床を眺める
昨日の深夜
失禁した桜さんの液体で
床一面水浸しだったはず…

あれ?

そんなことの余韻すら残らずに
綺麗な室内…。


夢だった?
リアルな夢だったのか?
確かに昨夜
桜さんがカケルとテルを寝かせつけてる間
俺は軽くビールは飲んでいたが…

まさか
酔いつぶれた上での
淫らな夢?

俺はそんなことを思いめぐらせてる間に
カケルを桜さんは学校に送り出し…
テルは
午前中のウトウトタイムに入っていた…


テルのスヤスヤとした寝息を確認した桜さんは
俺を振り返り…

こう呟いた…

『お父さん… 私…クセになりそう… …もうお父さんのせいですよ。 まだあと1一つ…フルーツタルトありますけど…。』
俺を見つめて
妙に生々しい微笑みを見せる桜さん…


はっ!
その桜さんの足元に
昨夜の痕跡…
ブルーベリーの皮らしきものが
ペタりと床に張り付いていた…。

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