テキストサイズ

蜜蜂オヤジ。

第23章 桜の蜜は…。

ゴホゴホ…!

マスク越しにも
苦しそうに咳き込むお父さん…。


『大丈夫ですか?』

『ああ…大丈夫…滅多に風邪なんか引かないから…身体がビックリしてるのかな…アハハッ…。』

『まあインフルエンザじゃなくて良かったですね。』

『ああ…まったくじゃ。 …あの…桜さんや、俺は熱が引くまで、自分の部屋で隔離状態になっとくよ。…桜さんやカケルたちにうつるとたいへんじゃからな…。』



もう…
寂しいな…。

カケルも遊び相手のジイジがリビングにいないと
寂しそうだし…

ほんとお父さんとの暮らしが
みんな当たり前になってきたんだなぁ…


桜はあらためて
大作のいる暮らしが
当たり前になってきたことを実感した。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ