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嘘つきな唇

第1章 *瞳の誘惑*



「……もしもし?……
雪奈さん、手止まってるよ?笑」

「……あ、未来……
ごめんごめん。急がなきゃね。」


こうして私達は忙いで仕事を片ずけ、
ようやく1日の勤務が終わった。


「……ふーッ……終わったー!」

「……雪奈……お疲れ様♪さて、行こっか♪」

「……そうね……
あ、これ嫌味女に出してこなきゃ!
ちょっと待ってて。」

「……OK……早くね♪」

「……はあい♪……」


私は嫌だけど嫌味女の元に行く。


「……すみません……出来ました。」

「もっと早くやりなさい。解った?」

「……はい、すみません……」

「……いいわよ、帰って……」

「お疲れ様です。失礼します。」


……カーッ!……イチイチ嫌味な奴!

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