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放課後は保健室で

第2章 鍵の落とし物





「わぁったよ、何もしねえよ」


「…信じられません」


そう。

こんな人、信じちゃいけない。


「信じろって。ヘコんでんだぞ。ったく、あそこまでいって拒絶されたの初めてだ」


「どんな女の人も先生に惚れるなんて思わないで下さい」


くしゃくしゃと髪をかく。


「…いままではそうだったんだよ。まさか蹴り入れられるなんてな」


相当効いたらしい。


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