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21年愛~これからもずっと

第2章 リアル2章 相葉さん目線



俺……今。


かずくんとチューしてる……


俺から仕掛けた。


暖かくて柔らかい、かずくんの唇の
感触に。
信じられないくらい、胸がドキドキした。

うっすら目を開けて少しだけ、かずくんの
表情を確かめようって思ったけど……

近すぎて分かんなかった。

でもね。

赤い顔したかずくんがさ。

目。

閉じてたのは見えた。

嫌じゃない?

重ねた唇からかずくんの熱が
伝わってきて、何とも言えない気持ちに
なった。

恥ずかしいのと、この空気をどうしていいか
分からなくて、自分から仕掛けたのにさ。

何であんな言い方しか出来なかったんだろ。


今、思えばさ……




相「やっちゃった……ごめんね?」




唇を離した瞬間、至近距離で目が合った。


赤い顔で、唇を指で押さえて
その薄茶色のキレイな目を潤ませてる
のを見た。






余りにも、可愛すぎたあの時のにのの反応は、
現在(いま)も鮮明に思い出せるくらい……



俺にとっては、大切な思い出。


あの後、にのはさ。
妙に俺を意識し始めたのが手に取る程
分かりやすくなっていったんだよな……


天の邪鬼なにのはさ。


そんな態度見せないように、
一生懸命隠そうってしてたけど。

どんなにのからも、本当に……

俺には分かりやすいくらいに伝わって
くるんだよ。

だから、俺は気付かないふりして
ずっと現在(いま)まで隣にいたんだけどね。



いい加減……


限界が近いんだよ?


お前が好き過ぎて、俺も
正直自分を見失いそうになるくらいで
怖いんだよ……


言ってもいいかな?


そろそろ……さ。


「出会ったあの頃からずっと好きだった」


って気持ち。









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