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21年愛~これからもずっと

第3章 にの目線 2



相葉さんの余りテレビでは見ない鋭い視線から
目が離せない俺。

そこにいるのは、素の相葉さん。

俺を捕まえたまま、視線も外さない。


N「どうしたのよ……」


それだけ言うのが精一杯の俺。

一体どうしたっていうのよ……
そんな顔してさ。

俺は、ゴクリと唾を飲み込んだ。
相葉さんの視線が突き刺さるように
俺を捕らえたまま離さないから。


A「……ごめん」


そう言って。
ふわっと、相葉さんが俺の腕を離してくれた。

ジッと固まったまんま、俺は相葉さんを
見つめていた。

ニ「……なんかあった?」

相葉さんは、俺の問いかけには
答えずまた、

相「マジでごめんね」

謝るだけで。

そう言ったあと、俺から目を逸らした。


…………。


ねぇ。

何でそんな意味が分からない行動取るの?

何で謝ってんの?

こんな時間に訪ねて来てさ。

そんな態度……
長年、隣にいてもさ。

あなたが今何を考えてるのかなんて
俺には、さっぱり分からないんだよ。


相「ニノ……」

ニ「ん?」

相「…………」

ニ「…………」

相「……………………」

ニ「何?」

相「……うん」


相葉さんは、何か伝えにきたんだろう……

それは分かるけどさ。

……一体何を俺にわざわざ言いに来たのよ














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