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貴方だけを愛してる

第4章 迎えにきた後は…

お姫様ご所望のココアを2人で並んで飲む

ふぅふぅしながら小さな舌をぺろっと出して

N「あちっ」

舐めてみたけどまだ熱かったみたい

普段のニノちゃんならこんな事しない

今のこの時だけの特別なニノちゃん

ひらがなで話すのも

子供っぽい仕草も

全部この時だけの特別

N「あついけどおいしいね?まぁくん。ありがとうなのよ?」

この変わった話し方も好き

A「可愛いお姫様のお願いだもん。なんでも聞いちゃうよ?」

少しカッコつけて言えば途端に色づく頬

N「まぁくんはかずのおうじさまだもんね…」

丸くて小さな手でマグカップを包んで飲む姿はほんと30半ばに見えない

A「火傷しないように冷ましながら飲んでね?」

わざと子供に注意するように言えば

N「かずはあかちゃんじゃないよの?」

とむくれる

むぅーっとした顔は何ともまぁ…(笑)

A「ごめんね、ニノちゃん?ニノちゃんがあまりに可愛いから虐めたくなっちゃったの…許してね?」

髪に優しくキスをして許しを乞う

N「かず…かわいい?」

A「うん、可愛い。誰よりも可愛いしカッコいい。俺だけのニノちゃんは世界一素敵だよ?」

N「んふふ…」

満足そうに笑うニノちゃんは本当に世界一

この時間が甘ければ甘いほど次に待ってる時間が楽しめる

ぽわぽわしてる甘いニノちゃん

もう…目覚めようか?

今度は俺と…たくさん遊ぶ時間だよ?

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