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大型犬との同居~Sequel Of Story~

第4章 ~続くすれ違い~

厨房へ向かい、客のオーダーを通しに行った。

「すみません!」

「ありがとうございました~!」

他の客達がレジへ向かい、宗介さんもレジへ向かう。

俺はレジへ向かった客達が食べてた、8番テーブルを拭いて食器類をお盆の上に乗せる。

「大喜
俺がやっとくから、他のテーブルの片付けを頼む」

「健一さん、ありがとうございます」

すぐに、12番テーブルに向かってテーブルを拭く。

お盆の上に、食器類を乗せたとこで店の扉が開いた。

「いらっしゃいま…ッ!?」

「「ッ!?」」

えっ…?

何で、ココに…!?

「大喜…。」

「お前、何でココで…?」

俺と客2人は、お互いの顔を見ながら驚いている。

店に入って来たのは、約2年と10ヶ月前。

借金の連帯保証人になって、借金取り達が取立てに来始めた頃。

俺を責め立てて勘当を言い渡し、家を追い出した俺の両親だった。

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