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言ノ花の森

第26章 罪の物語


部屋の片隅で空白の物語を描く

水底に沈んだ消えない影(カケラ)

それは足枷となって消えない罪となる

いつか忘れられる

いつか消えてなくなる

そんな幻想を抱いては

水底に沈んでいく影(カケラ)

手を伸ばすことも

声を届かせることも

できなくて

足枷は増えていくばかり

もし神様がいるとするのならーー

この物語を赦してくれるだろうか?

どれだけの罪が増えても

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