雪に咲く花
第5章 不幸中の出会い
「あはは!もとのサイズが違うから大きすぎたな」
太ももまで隠しているトレーナ―と地面をひきずっているジャージの裾を見て、青年は笑った。
「ほんとに、ぶかぶか」
雪斗もつられて笑う。
「まあ、とりあえず食べようぜ。暖まるぞ」
テ―ブルの上に用意されたラーメンから温かい湯気がでていた。
「わあ!うまそう。いただきます」
ラーメンは土鍋の中によそってあり、更に野菜の他に海老やホタテ、あさりなどが一緒に煮込まれている。
「美味しい!こんなの初めてだ」
様々な具材が煮込まれたス―プの奥深い味が、口の中にひろがった。
「旨いだろ?寒いときによく作るんだ。インスタントだけどひと工夫すれば豪華な味にしあがるのさ」
青年がラーメンをすすりながら笑って言った。
「お兄さん、凄いね」
「亘でいいよ。俺の名前は福原亘。君の名前もまだ聞いてなかったな」
「雪斗……。真柴雪斗」
「雪斗か。綺麗な名前だな」
「雪がふる日に生まれたからつけたんだって」
太ももまで隠しているトレーナ―と地面をひきずっているジャージの裾を見て、青年は笑った。
「ほんとに、ぶかぶか」
雪斗もつられて笑う。
「まあ、とりあえず食べようぜ。暖まるぞ」
テ―ブルの上に用意されたラーメンから温かい湯気がでていた。
「わあ!うまそう。いただきます」
ラーメンは土鍋の中によそってあり、更に野菜の他に海老やホタテ、あさりなどが一緒に煮込まれている。
「美味しい!こんなの初めてだ」
様々な具材が煮込まれたス―プの奥深い味が、口の中にひろがった。
「旨いだろ?寒いときによく作るんだ。インスタントだけどひと工夫すれば豪華な味にしあがるのさ」
青年がラーメンをすすりながら笑って言った。
「お兄さん、凄いね」
「亘でいいよ。俺の名前は福原亘。君の名前もまだ聞いてなかったな」
「雪斗……。真柴雪斗」
「雪斗か。綺麗な名前だな」
「雪がふる日に生まれたからつけたんだって」