kiss & cry
第15章 xA not REC-xmas EVE
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N「相葉くん、・・・シよ?まだくるし、の…」
キスをして、
彼の目に映る俺の欲情した顔に
また興奮して。
N「あぃ、ばくん・・・」
強請るように彼の頬を包み込んだ俺の手を、
そっと彼の手が剥がしてひとこと、
『ダメ』って言った。
A「そんな状態の二宮くんと、できないよ…」
苦しいなら、抜いてあげるって言った彼の言葉に
スッとカラダの熱が引いてくる感じがして、
浅ましい自分に嫌気がさした。
潤くんによってベッドの下に
放り出されていた服をかき集め、
相葉くんにごめん帰るねって声をかけた。
相葉くんは何も言わずに
ベッドに腰掛けたまま項垂れていて。
最後に扉の隙間から見えた彼は、
ひどく悲しそうに見えた。
そこからどうやって家まで
帰ってきたのかよく覚えていない。
数時間寝たのか寝てないのか、
ベッドで寝返りを繰り返し、頭が重いまま
撮影に向かった。撮影とは言え、
翔ちゃんに抱かれたら
ぶり返すように体が疼いてきて。
あぁ、ほんとに節操のない体だなぁなんて。
またまた自分に嫌気がさした。