Secret
第4章 俊也の気持ち
結城が落ち着いた頃・・・俺は車のエンジンを掛け・・・・・。
車を出した。
「ねぇ・・・、俊也???・・・・もう帰るんだよね???」
結城が少し不安げに言った。
・・・・・。
俺は片手で運転をしてもう一方で結城の頭を撫でた。
「帰らない・・・・、でも・・・・お前はきっと喜ぶ場所・・・・。」
きっと・・・結城は喜ぶ。
思わずハンドルを強く握った。
「結城さ・・・・」
「んーー????」
俺って・・・・自分の役割を分かっていない。
今更・・・・。
こんなことを言うなんて。
「今日・・・もし・・・・お前の中で心境の変化があったとしても・・・・・。」
「なになにっ??(笑)さっきからぁー・・・」
・・・・・・。
「俺と・・・こっそり付き合ってな???(笑)」
マジで卑怯だなーー・・。
「またそんなこと言って・・・・(笑)私結婚してるんだよ??」
「そうじゃなくって・・・!!・・・旦那じゃなくって・・・・」
旦那じゃない。
俺が言ってるのは・・・・。
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