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第21章 ある人の恋心





私は意を決し・・・。





「凛さん、・・・・淳君って・・・知ってますよねッ???」





私がその名を言った時・・・。





凛さん・・。






ごめんなさい。






私気付いちゃったの。






凛さんは・・・さっきまで笑ってた顔が一瞬にして固まって・・






顔を赤くした・・。






「えっ??淳君って・・??何の話ッ??(笑)」美佳は私と凛さんを交互に見て言う・・(笑)






やっぱ・・






淳君のあの写真・・。





あれは・・。






「結城・・ちゃん・・・淳を知ってるの?」






淳・・・。





それは凄い自然だった。





あの能面男を呼び捨てにする・・。






「・・・最近・・・知り合った人の・・・知り合ったって言うか・・幼馴染って言うか・・昔の知人に再会して・・そしたらその人の親友が淳君って・・・いう・・」





そこまで言うと凛さんは耳まで赤くして口を押えた。






え・・・






「・・その人って・・上地君?・・・」






・・・・涼も・・知ってるんだ・・・。





ギュッとテーブルの下でこぶしを握った・・。






何考えてるんだ私・・・。






自分で聞いておいて・・もしかして涼も凛さん狙いだったとか・・とか・・・。





考えてる自分が居た・・。






「・・・(笑)上地君と・・淳・・・元気??・・・」






上地君と・・淳。






「あの・・・////・・・元気・・・です・・多分・・・。」






凛さんの事大好きなのに・・・






私が知らない涼を凛さんは知ってるような・・そんな・・・。







「そっか・・(笑)・・・もう・・全然会ってないからね・・」







・・・・。






どっちとっ?!(笑)







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