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第22章 フェス事件











結城said







ステージ奥に戻ると・・・・・・。







参加したモデルさんたちが私を出迎えてくれて、花束をくれた。







こんなの聞いてなかったのに・・・・・・。









大きな歓声と皆の拍手・・・・・・。








何度も舞台に立っても・・・こんなに拍手をもらったのは初めてじゃないかと思った・・・。







そう思うと涙が溢れた。








MCの人がマイクを持って私の前まで来ると・・・・・・・。







「最後の挨拶お願いします・・・(笑)」







え・・・・。







皆を見ると・・・







皆も頷き私の背中を押してくれた。







マイクを受け取り正面を見ると多くの観客の人たちが立ち上がって名前を呼んでくれる。








もう戻る場所なんてないと思ってた。








あんな風に報道されて私はもう終わったと思ったの・・・・・。






私は思わず下を向いて涙を拭いた・・・。







「結城さん・・・頑張って・・・」








私の横に居た理沙ちゃんが言った・・・。







もう一回顔を上げて・・・








「・・・先ほどは・・・大変お騒がせいたしました・・・・」








震える声を頑張って抑えるようギュッと拳を握って言った・・・・・・。














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