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第1章 幼少時代









「結城ちゃん、お外で遊ぼう???(笑)」







私の隣に居た男の子・・・病院にも居た子だ。







その男の子は笑って私の手を引っ張り言った。







私は頷いて席を立ち・・・男の子と一緒に葬儀場の外の庭に行く。








多くの人が真黒な服を着てどんどん入ってくるの。









私とその男の子がその姿を見ていると真黒な顔のオジサンが手を振ってきて・・・。










「あまり遠くに行くなよーーーー(笑)」









そう言った。









男の子はそのおじさんに向かって手を振って・・・。









「わかったーーーー!!」








・・・・・・。







男の子は私の手を引っ張り・・・・









「うちの父さん・・・(笑)」








・・・・・・。







お父さん・・・・。








一緒にしゃがみこみ砂いじりをしていると葬儀会場から出て来た大人たちが・・・。








「ねっ、遺産幾らくらいあるのかしら??兄さん手広くやってたからかなりあるんじゃない?」








・・・・・・・。








「家も売って土地も売るか・・・・。」










夫婦と思われる二人がコソコソ話しているのが聞こえた。










すると・・・病院に居たあの綺麗な人が来て・・・・。










「あの子はうちで引き取れませんか???」










・・・・・・。










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