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杉並メロディ。

第4章 蜃気楼

突然すぎる別れだった。

僅かな量だったが、ことりの荷物はすべて無くなっていた。
鍵はポストに投函されてあり、携帯すら持っていなかったことりの足取りを掴むことは、俺には到底、出来なかった。

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