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ロリヴァンプ伯爵の鼻唄🎵

第6章 伯爵と訪問者


結局何も掴めなかった――――…


このお屋敷には秘密なんかないのかもしれない…


今まで来ていたお付係りの人たちはそりゃぁ退屈だったに違いない


「有森様今日はお庭でも散歩されますか?」



出掛ける姿をみたピノ彦君が私に話しかける


「今日は葡萄園でブリーベリジャムを作る約束をしていたの、ピノ彦君も来る?」


ブルーベリーと聞いてパッと顔を明るくするピノ彦君!


前にチーズケーキにブルーベリーのジャムは欠かせない!と、熱く語っていたのを思い出す


「一緒に行きたいのですが…来客の予定が何件かございます…」



え!?来客?

これって…私もいた方がいいのかな?



お付係りの仕事をしないと――――…


なんのためにここにいるのか本格的に見失う!


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