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ロリヴァンプ伯爵の鼻唄🎵

第9章 伯爵とスパイ


――――…この頃…アレキサンダーは…


屋敷のすみれの部屋で大きくため息をついていた…


「――――あの内田ってヤツ…本当にキャリア組か?ベラベラと…」


「――――ご主人様…有森様のおパンツをベッドに広げて何してるんですか?」



「ん?」と、ピノ彦の冷たい視線をスルーしたアレキサンダーは眉間にシワを寄せてすみれの盗聴に神経を集中させた


「また、盗撮ですか?―――…って、まぁ…分からなくもないです…あの家ですから」


ピノ彦はパンツを並べそこへダイブするアレキサンダーを見下ろし心配そうに窓の外を見た


「すみれは…私と自分の関係に少しだが疑問を持ち始め――――…義理父や義理母の本心を知ったらしい


しかも、内田のバカは…“実験”のことや“叔父”のことまで丁寧に教えていったよ…」



「な――――…バカですねあの内田は…」



ピノ彦はベッドから落ちたすみれのパンツを拾うと…アレキサンダーの股間にパサリと置いた


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