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ロリヴァンプ伯爵の鼻唄🎵

第2章 伯爵と迷子の子犬


――――…その頃、アレキサンダーの部屋では…



「///やっ、この顔~…すみれ超可愛い~!」



と、アレキサンダーが先程撮影したすみれの恥ずかしがる姿をパソコンに落としていた…



すみれがこの屋敷に来てから――――…彼女の写真は増えていく一方…



「ご主人様…ここまですると…流石の僕でも引きますよ…」



「ピノ彦…いたのか――――…すみれは…特別だからな…

まさか――――…すみれをここに配属させるとは…

警視庁のタヌキども…考えたな」



ピノ彦とアレキサンダーはすみれの写真を見ながら…大きくため息をついた――――…



「あれから…20年か…

迷子の小犬が…番犬になってやって来るとは…驚いたよ――――…」



アレキサンダーはすみれの調査報告書を握りつぶすと…手の中で書類を燃やした――――…



書類は青い炎に包まれ白い灰になり空中で消えた――――…




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