テキストサイズ

ただ今嫉妬宮発動中!

第1章 嫉妬宮その1~N×A



こんな気持ちは身体に良くないって。


最近、そんな事を考える。


だって。


今のやり取りだけでもさ。


急に出てきて、帰ろうとしてたまーくんを


引っ張って行く潤くんに。


自分のどうしようもない、モヤモヤの


ベクトルが向いてしまってるから。


なんだよ……


ニノは入ってくんなよ。みたいなオーラを


出しやがって。


畜生ッ……


潤くんも、Jr.の頃からまーくんに


なついてるから、少し大人に近付いて


でも、中身はまだまだお子ちゃまで


変に尖ってしまった潤くんでも、まーくんを


必要としてるのが分かるから無償に


腹が立ってくる。

 
同じ年っていう事もあるから、何かと


潤くんと比べられるのも、うざいし。


「松本潤」


彼はJr.の頃から周りとはちょっと違う


スターだったからさ。


オレも気にはしてないつもりでも、やっぱ


同じグループになって余計にライバル心に


火がついたってやつ?


特に、今みたいにまーくんを巡る戦いは


絶対負けたくないって勝手に思ってる。


……そう。


オレが勝手に思ってるのよ。


潤くんは、俺なんか相手にもしてないん


だろうね?


余裕綽々な感じが鼻に突く。


ただ。


やっぱり、同じ道を進んできてる分お互いに


色々言わなくても分かるし、気は使わない。


周りの大人達が、必要以上に潤くんに


距離を置いて話す感じの時も。



その尖った「松本潤」にも。


ね?






ストーリーメニュー

TOPTOPへ