
Forbidden love~大好きになりました
第23章 姉弟
13時過ぎ・・・・。
中庭のステージの準備が整った・・・。
俺はステージの前に立ち・・・・その小さな・・・チープなステージを眺め・・・。
背中にしょっていたサックスを外し片手に持つと・・・・。
続々と校内の生徒や・・・・一般客が集まりだした。
俺はサックスを持ったままステージ脇の椅子に腰掛け・・・・。
脚を組んだ。
直ぐにクーパーも駆けつけ俺の横に腰掛ける・・・。
[やっと瑠衣の歌が聞けるな・・・・(笑)]
・・・・・。
姉貴の歌声は、・・・誰よりも美しい・・・。
きっと・・・・。
それは誰もが共感する・・・綺麗な歌声だ・・・。
[クーパー・・・俺は絶対姉貴を連れて帰る・・・だから二人で暮らせる家を探したい・・・。]
そうだ・・・。
俺は姉貴と一緒に暮らして・・・このままずっと一緒に居たいんだ。
姉貴をアメリカに連れて帰る為だけに・・・今日は来た。
