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テントの中でなんとやら

第1章 濡れた記念日

 そらじろーに入っているものね。

 私は、これから……そらじろー……いや、ヒーローの悪役を倒すことになる。

 私は意識が霞んだまま、こうちゃんに襲いかかった。







 私は狭いテントの中、こうちゃんの卍固めで、撃沈した。

 なぜ、勝てない。私は呪いでたくさんの人を殺めてきた。


 なぜ、こいつにだけ勝てない。

 私は、素人のプロレス技に負けるような怨霊?

 そうでなかったら、新たな肉弾戦陰陽師?

「貞子……お前、呪いじゃなくて鈍いんだよ。びびらなきゃ、誰だって勝てるわ」

「ぎぶ……あっぷ」

 私の額には、御札が……。

 

 こうちゃんは、携帯電話を出した。


「あ、○○新聞さん? スクープです。本物の貞子捕まえました」


 売るんかぁーい。












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