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林檎の香りがするお店

第2章 ほのかに香る貴方の話

「昨日凄かったな!」

ばしっと勢いよく背中を叩いてきたのは、朝からフレッシュな先輩

高校が同じなこともあり、延長でラフな会話をするときは先輩と呼んでいるのだけど、

「そうですね。櫻井先輩今日も爽やかですね」

当の本人は、いや、関係ないだろ。と苦笑い

その表情にも、頬を染める女性社員は沢山いるわけで。

会社でも人気が高く、周囲の女性の視線が痛い。

顔を渋くさせ、目を細めた先輩は

「雨ひどかったもんなー。」

と続けてため息。


一通り昨日の話をすると、会話に間が空いて

仕事の話にモードチェンジをした。

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