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先生の秘密

第2章 ◎危険な夏休み

「…なんか言えよ」
「えっ?だって……」
和樹にそんなこと言われたら調子狂っちゃうじゃん。
それに…。赤い顔した和樹。いつもより熱い目。
なんか…和樹おかしい…?
「…和樹、熱ある?」
「…は?ねーよ」
あたしは和樹のおでこにあたしのおでこを引っつけてみる。
熱があるかないかはいつもこうやって……
「ここ、」
気づけばおでこは離れていて、あたしの前には和樹のドアップ。
不思議と目をそらすことができなくて…。
5秒ぐらい見つめ合ったあたしたち。

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