テキストサイズ

元デリヘル受付嬢☆お仕事奮闘記

第9章 遅刻魔Sちゃん

『もしもぉし』
「Sちゃん、お仕事入りました。13時に○○駅にお願いします(*´▽`*)」
『はぁい(*´▽`*)ありがとうございますぅ。さっき家出ましたのでぇ、13時には着きまぁす♪』


Sちゃんは外見も清純派ながら、愛嬌たっぷりの甘え上手で、お客様の問い合わせやリピーターが桁外れに多い。
次から次へと予約が入るので、出勤時間になる前に一日予約で埋まる事も珍しくはありません♪


RRR


コンパニオンさんの専用の電話が鳴る。


「もしもし(^ー^)」
『リョウコさんですかぁ?Sですぅ』


…あと5分で13時…
何だか嫌な予感…


『今××駅なんですがぁ、電車に乗り遅れて○○駅に着けないですぅ。・゜゜(ノД`)』


やっぱり( ̄▽ ̄;)


「時間は、どれくらいかかりそうですか?」
『30分くらい…』









あーもぉなんやねん( ;゚皿゚)ノシ




30分も遅れるって、わかった時点で連絡してこいっ!


でも、今はそんな事言ってられない。
5分くらいの遅刻なら、コンパニオンさんからお客様に直接電話して遅れる事を伝えてもらうけど、30分にもなると…

「わかりました。出来るだけ早く向かってください」
『すみませんぅ』


即電話を切り、お客様に電話をします。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ