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Secret2

第4章 男の園での最初の事件










あーーーあ・・・。





俺って何でこうなんだろう。





仕事が忙しくなるとつい・・・。





頭をかきながら結城の後姿を眺めた。






はぁ・・。






ため息をつき自分も会社の方に足を向ける。







結城からのメールも気づいていた。






でも明日話せばいい、そうやって先延ばしにしていた。






まさかこんなことになるなんて思わなかったんだ。







会社に戻って10階に到着すると・・・。






淳と一樹がシレ~ッッと・・・・。








結城の方を指さしてる。






あーーー・・・・・。





マジで気まずい。






健二や拓海までチラチラと俺と結城を交互に見る。






はぁー・・。






入り口でその様子をうかがってると淳が歩いて来て・・・。







「涼っ・・お前ちゃんと話したのか?なんか様子が変だぞ?」




淳が言った。




「・・・ん・・・いや、話せてない・・・。」





「お前さー・・・会社にまで入れたんだからちゃんとフォローしろよッ!!この気まずい空気どうにかしろッ!」






分かってる分かってる!!!






淳の脇を通り結城の方に歩いて行くと・・・。







結城のバックから携帯音・・・。






結城は一瞬手を止め・・・。







「・・・・あ・・・、すいません・・。音消しますッ!!」






携帯を見て慌てて電源を落とした。






・・・・・。






俺は結城のデスクの前に立ち・・・。







「結城、少し時間いい??話そう?」





結城は俺の方をチラッと見て・・・。





「今忙しいんで・・・また今度で良いですか??」





コイツッ!!!





そう言って直ぐに立ち上がって棚の方に行ってファイルを取り出しデスクに戻る。







全く俺を見ようとはしない・・・。








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