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Secret2

第7章 流れ着く者







「痩せすぎって・・・」





涼は私をジッと見つめ言った。





「・・・何キロ??体重・・・最近急に落ちたとか・・・」




村田さんは坦々と話しながら私の手を握って脈を図る・・・。




「・・・・最近・・・・5キロ・・落ちて・・・」





「5キロっ??・・・・お前何っ??」





涼は声を上げた・・・。





「・・・40キロ切ってるでしょ??・・・・危ない・・病気になるわよ?」




「・・・・・・だって・・・・・」





「・・・・食べれないなら・・病院行きなさい・・・流し込んでくれるから・・・」






村田さんは立ち上がってさっさと和也さんのオフィスに戻って・・・バックを持ちさっさと出ていった・・・。






・・・・・・







「・・・お前・・・そんなの落ちたの???」





「あ・・・ん・・そんな・・気にしてなかったんだけど・・・夕飯面倒だし・・・」




「今は?腹減ってる??」




「・・・・ん・・・空いてる・・・・」





「はぁ・・・マジ焦った・・・よかった・・・」






涼はギュッと抱きしめ・・・頭を撫でた・・・。












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